週刊オクシーズ物語

19. 大人の遊び場

大人の遊び場

 『人生ってさ、楽しんだもん勝ちなんだよ。
 俺らぐらいの歳になるとさ、周りの目を気にして一歩踏み出せない人が多いだろ。 でも大人がちゃんと楽しんでいないと若い奴らが将来に希望がもてなくなるんだよ。 大人がちゃんと遊べる社会じゃないと世の中は駄目になる。俺はアメリカ中に大人の遊び場をつくろうと思ってるんだ。 大人にしかできない本気で遊べる遊び場を!』

 全国で数々のイベントを展開しているカルロスキヨシの言葉には説得力があった。
 『お前らがやろうとしてることだって同じだよ。 50代になってこんなことはじめようなんてなかなかないぞ。しかもこのリトル高岡だよ。』

 モッズも言う。
 『そうだよ。俺がなんでこんなに応援してるかわかる?  この歳になると普通はなかなかこんなパワーって出ないものなんだ。上手な人がステージに立つのはあたりまえ。 そうじゃないお前らが本気で目指してる姿にみんな応援したくなるんだ。 見てるだけで元気をもらえるんだよ。大丈夫、だれもミュージシャンだなんて思ってないから。』

 『モッズさん、カルロスキヨシさん、そうなんです。 初めてオクシーズの3人に会った時、この人たちのパワーに圧倒されたんです!気迫に飲み込まれそうになりました。 ものすごく下手だったけど、でも結果が出るのがわかったから、この人たちと何かをやり遂げたいと純粋に思ったんです。 もしかしたら僕がオクシーズの最初のファンだったのかも知れません。』
 『本当によくここまでやったと思うよ。よくオクシーズを形にしたよ。 去年のニューイヤーに話を聞いたときはまさかここまでやるとは思わなかったよ。 ゼロから1を生み出すパワーって大変なものなんだ。それは俺が一番よく知ってる。 お前ら自分で思ってるよりずっとすごいことしてるんだぞ!自信持てよ!』

 そしてカルロスキヨシは続けた。
 『やるなら中途半端じゃなくて本気で遊べ!大人が本気で遊んでいるところを見せて やれ!大人の遊び場を作るんだよ!』
 ものすごく背中を押された気がした。

 ≪ 本気で遊ぶ ≫

 そうか!本気で遊べばいいんだ!思いっきり楽しむだけでいいんだ! 自分たちが思いっきり楽しめば、その楽しさはきっと伝わる!前向きな気持ちが一気に戻ってくるのがわかった。 もうオクシーズマイラブ♫ごときで足踏みしている場合じゃない。その時、マークが突然思いついたように叫んだ。

『ノゾーミ!僕と一緒に子供を作ろう!』

 ジェニーの爆弾発言以来、すっかりオクシーズ用語として定着した 『子供を作る=曲を作る』 を知らないモッズとカルロスキヨシが固まった!

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