週刊オクシーズ物語

03. 私たち歌が唄えない!

私たち歌が唄えない!

 季節は移り春。ノゾーミはニューヨークから故郷ミシシッピーに拠点を移し、新しい生活を慌ただしくスタートさせていた。 そんなある日テキサス在住のジェニーから連絡が入った。

 『ねえ、そろそろなんか始めた方がよくない?レボリューションもなんか始めたみたいよ。』

 そうだった!ノゾーミ、思い立ったら突っ走るくせに、引っ越しの慌ただしさでオクシーズをすっかり忘れていた! お正月にリトル高岡に帰省したときに、JHSの仲間とワインバーに集まり、オクシーズ結成を報告してあんなに盛り上がっていたのに、すっかりそのままだったわ!

 『ジェニー、ごめんごめん。お待たせ!そろそろはじめようか!』

 こうして5月31日、テキサスからデルタ航空に乗ってジェニーがやってきた。 リトル高岡にずっと住んでいるターマも合流、ジャクソンシティのカラオケハウスに3人で向かったのだが・・・・ このカラオケ屋で3人はとんでもない事実を知る!!

 なんと3人とも歌がド下手だったのだ!

 いやターマに関してはド下手という表現は間違っているかもしれない。 だって声すら出さなかったのだから。 たった一言『イエイ』のところだけでも歌ってみない?と言っても、その口から声が発せられることはなかった。 3人は顔を見合わせた。互いの目に宿る不安。

 『3人いれば一人ぐらい歌える人がいると思ってたのに、まさか・・』と勝手なことを言い始めるノゾーミ。
 『こんなこと始めようっていうんだから、ノゾーミって歌うまいのかと思ってたわよ。』あきれるジェニー。

 50代、ド素人、歌までド下手!!
 どどどうするよ、私たち!??

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