週刊オクシーズ物語

16. 大いにビビる3人!

大いにビビる3人!

 『オクシーズマイラブ♫』は暗礁に乗り上げたまま、誰もその話題に触れずさわらず12月を迎えた。 そしてリトル高岡の街にもクリスマスのイルミネーションが煌めき始めた頃、 ジェニーから『夫の海外赴任がほぼ決定となった。来年の3月にはアメリカを離れることになる。』と報告があった。 ジェニーにとってはこのライブが、最初で最後のステージになるだろう。 思いっきりやらなくてはとそれぞれが熱い決意を固めた。

 曲順がほぼ決まり、着替えをどうするかという話になった。最初のドレスから、 次の曲に移るまでにどうしても衣装替えをしたいのだが、急いでも1分はかかる。 その間ステージを空にするわけにはいかない。マークは考えた。
 『ラジオのミニドラマのようなものを作って流したらどうだろう?次の曲につながる内容だったら面白いよ。』
 『いいね、それ!やってみたいー!』
 オクシーズマイラブ♫問題を重く引きずってはいたものの、どんな時でも前向きなオクシーズである。 3人で相談しながら急いでミニドラマの脚本を仕上げ、録音してみた。 なかなかの仕上がりにマークは感心した。この時はじめてわかったのだが、ターマは元演劇部。 独特のハスキーで甘い声もドラマに彩りを添えた。五番街のマリーも語りを多く入れて独特のターマスタイルである。

 クリスマスイブにオクシーズのfacebookページを公開した。 ターマが作ってくれたオリジナルロゴと、レコーディング風景の3人の写真を載せたらまるで 一丁前のアーティストのようじゃないか!焦る3人!ビビるターマ。歌が唄えないのに(笑)

 マークが宣伝してくれた。
 『僕がプロデュースしている美魔女劇団のオクシーズです! オクシーズとはリトル高岡の夢と伝統を歌にのせ発信し続ける女性3人のグループです。 1月10日にジョニーのショーパブでデビューライブを行います。皆様どうぞ応援よろしくお願いいたします!』

あ~~~もうダメ!これ以上ハードル上げないで!マーク~~~!

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